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普通・・・
読みやすくて引き込まれるけれど、一度読んだらもういいかなと思いました。そういう点でドラマっぽい本です。
すなわちこの本には奥行きが感じられません。登場人物の心情を丁寧に説明してくれる代わりに、こちら側がそれ以上想像する余地を遮断しています(たとえば恋人の父親に主人公が「つきあっていたことを言いふらす」と言った時の、父親の表情が変化する様の描写など)。結果的に、登場人物が全て「この人はこういう人なんです」という状態になってしまっています。また、意識的なのかどうかわかりませんが、情景描写が乏しいのも作品の平坦さに拍車をかけています。何度も読んで、「この人はこの後どうしたんだろう」だとか「この人はこのときどんな気持ちでこの言葉を言ったんだろう」などと考えることはないです。
この作品は社会問題にメスを入れるためのストーリーではない(社会派小説としては現実性に乏しい箇所が多いので)と私は理解していますが、そうであるならばエピソードを少し減らしてでも人物やその心理描写にもっと深みを出してほしかったです。
引用元:
すなわちこの本には奥行きが感じられません。登場人物の心情を丁寧に説明してくれる代わりに、こちら側がそれ以上想像する余地を遮断しています(たとえば恋人の父親に主人公が「つきあっていたことを言いふらす」と言った時の、父親の表情が変化する様の描写など)。結果的に、登場人物が全て「この人はこういう人なんです」という状態になってしまっています。また、意識的なのかどうかわかりませんが、情景描写が乏しいのも作品の平坦さに拍車をかけています。何度も読んで、「この人はこの後どうしたんだろう」だとか「この人はこのときどんな気持ちでこの言葉を言ったんだろう」などと考えることはないです。
この作品は社会問題にメスを入れるためのストーリーではない(社会派小説としては現実性に乏しい箇所が多いので)と私は理解していますが、そうであるならばエピソードを少し減らしてでも人物やその心理描写にもっと深みを出してほしかったです。
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